「渡る世間は鬼ばかり」の独特な台詞、言い回しが気になる【橋田壽賀子あるある】

最近はNHKの朝の連続テレビ小説と、CSのTBSチャンネルの「渡る世間は鬼ばかり」(以下、渡鬼)を、ほぼ毎日、ほぼBGMとして流しています。

DVDを買い揃えるほどではなく、テレビで放送していれば見る程度のファンです。

パソコンに「はしだすがこ」と入力すると、橋田壽賀子と変換され「わたおに」と入力すると渡鬼と変換される程度です。

1シリーズ/1年間/約50話のテレビドラマの魅力とは

「渡鬼」の第1シリーズ第1話が1990年10月。

全10シリーズで、スペシャルも入れると500話を優に超えるホームドラマ。

フィクションなのですが、シリーズを重ねると登場人物も年齢も重ねます。

例えば、えなりかずきさんが演じる小島眞(しん)は1985年生まれの設定。

2018年放送のスペシャル時は33歳で、結婚して実子がいるんです。

視聴者は20数年、30年間弱、近所の家の子の成長を見ている気分なんですね。

あと、このドラマの特徴として、現代ではあまり聞かない言葉や言い回しがあります。

独特な言葉遣い、言い回し

  • 道理はない(どうりはない)
  • 法はない(ほうはない)
  • 他ない(ほかない)
  • 試しがない(ためしがない)
  • 行って参ります(いってまいります)
  • 只今帰りました (ただいまかえりました)
  • お夜食 (おやしょく)
  • お夕飯 (おゆうはん)
  • 拵える(こしらえる)
  • お元日(おがんじつ)
  • 性根(しょうね)

「お夕飯」は晩御飯。

飲食店を営む家はお夕飯ではなく「お夜食」

メニューはうどんが多いように思います。

書き出してみると「〜ない」のバリエーション豊富ですね。

  • そんな道理はない・・・そんな理由はない
  • そんな法はない・・・そんな決まりはない
  • それしか他ない・・・それ以外はない
  • そんな試しがない・・・そんな前例はない

なぜ違和感を抱くのかというと、登場人物の全年齢層が同じセリフの言い回しをするんですよね。

小学生の登場人物も

「そんなことまでしてやる道理がない」

「ただいま帰りました」

「お夕飯をこしらえる」

とか言うのです。

でも、橋田壽賀子先生の脚本は一語一句変更してはいけないと言われているので、語尾すらアレンジすることも絶対許されないのでしょうね。

『渡鬼』で頻繁に登場する台詞

  • 誰も同居せず、嫁いでしまって他人のようになってしまう、の意味
    「娘が5人もいたって」
    「娘なんてつまらない」
  • 海外の場合、いちいち居住地を言う
    「ニューヨークのヒサコ」
    「ハワイのタマコおばちゃん」
  • おじ、おば、いとこの名前に、いちいち親族呼称をつける
    「アイ姉ちゃん(ねえちゃん)」
    「シン兄ちゃん(にいちゃん)」
  • 親が営む店の従業員は年上であっても愛称で
    「シュウちゃん」
    「タッちゃん」
    「ベンちゃん」
  • 名前だけで通じるのに、いちいち「のやつ」と言う
    「クニコのやつ」
    「カヅのやつ」
  • 複数の子供は「◯◯の子供たち」といえば済むのに、いちいち子供の名前を言う
    「アイやシン」
    「アカリやタケシ」
  • いちいち学歴を言う
    「一流大学を出たって」
    「女子大に」
    「中退して家出して」
  • 「お店が開く前なら話ができると思って」と遠慮がちに家族や知人が訪ねてきて店内で立ち話をしていると「ちょっといい加減にしなさいよ、忙しいのに」などと姑が文句を言う(幸楽あるある)
  • 登場人物の年齢を考えると仕方ないとは思うが、アッチの家でもコッチの家でも「遺産相続を放棄」って言う

登場人物が多いドラマなので、初めて見た人でも人間関係が理解しやすい、という脚本家・橋田壽賀子先生の心遣いを感じますよね?

500話以上あるので再放送を何回か見ていても「こんな話あった?」という回もあるし、逆に、結末が分かっていながらも「そんなこと言うと、叱られるよー」「あいつ、相変わらず性格悪いなー」と見ていたり。

TBSチャンネルの『渡鬼』は1日に3話、同一シリーズを3話ではなく異なるシリーズを各1話ずつ3話しています。

平成の終わりに昭和のホームドラマ、思いの外、楽しんでます。

あ。ただ1つ気になるのが、家の玄関ドアの開閉音。

どの家もドアクローザーがついていないので、玄関ドアを閉める音がバタンと大きいのです。

怒りながらドア閉める演技が多々あるのに、なぜ端折っちゃったんでしょうかね(笑)。

ドアクローザー

ドアクローザー
参照:ウィキペディア

今日は11月22日で「いい夫婦の日」

架空の人物で良いのなら、ベストパートナー賞は渡鬼の岡倉大吉・節子夫婦だなー。

山岡久乃さん演じる節子さんのシャキシャキ感を、藤岡琢也さん演じる大吉の強く優しくフォローするあのバランスが良いんですよね。

また、2018年の11月22日は「小雪(しょうせつ)」で、わずかながら雪が降り始める頃、と言われています。

東京は半年ぶりに気温が15度に届かず、今季まだ初雪の観測がない青森は、今夜から明日にかけ、初雪でいきなりしっかりとした積雪となりそうだとの天気予報が出ています。

本格的に寒くなりますね。

長袖衣類のご準備も、ぜひスカラヴィジョンで。

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