高校野球を見て感動したフェアプレーの精神
大気が不安定で、雷雨や激しい雨が多いこの時期。
急な大雨や雷、竜巻から身を守るためには、まず気象情報をこまめに確認しましょう。
気象警報・注意報で、ある程度予測できますので、空模様の変化に注意して、なるべくカミナリが鳴る前に屋内に。
第101回高校野球の決勝戦
関東は7月29日に、平年より8日遅く、昨年より30日も遅い梅雨明けをしたのですが、気づけば高校野球も決勝戦。
酷暑の中で連戦する選手の疲労を考慮し、今年から決勝戦の前に休養日が設けられ、今日がその休養日。
第101回全国高等学校野球選手権大会の決勝は、大阪府の履正社高校と石川県の星稜高校の対戦。
今年の春の選抜1回戦で顔合わせしているので、今年2度目の対戦となり、その際の結果は3-0履正社が勝利しています。
2019年の決勝戦は、明日8月22日木曜日14時00プレイボールです。
《文末に、対戦結果を追記しました》
フェアプレーの精神
中高年になると、なにかと涙もろくなるものですが、決勝戦を前に、守備や攻撃のプレイ以外で、思わず涙してしまう場面がありました。
大会第11日 星稜-智弁和歌山
8月17日(土)3回戦 第二試合
星陵の投手、奥川恭伸選手(3年)は延長11回に右ふくらはぎがつってしまい、球審が試合を止めて水分補給させるなどを行うその様子を見て、智弁和歌山の黒川史陽主将(3年・二塁手)は「奥川に」と、自身が飲んでいる熱中症対策のサプリメントを攻守交代時、星稜の内山壮真選手(2年・遊撃手)を通じ、奥川選手に渡した。
試合は延長14回。タイブレークを制し、4-1で星稜が24年ぶりのベスト8に進出。
大会第11日 仙台育英(宮城)-敦賀気比(福井)
8月17日(土)3回戦 第三試合
1点を追う九回。
仙台育英の捕手、木村航大捕手(2年)の膝にファウルチップが直撃。
敦賀気比の控え選手である中村一喜選手(2年)がコールドスプレーをかけ、仙台育英選手と一緒に手当てした。
大会第12日 星稜―仙台育英
8月18日(日)準々決勝
七回裏 1―9で星稜がリードしている場面。
星稜の投手、荻原吟哉選手(2年)の右手がつりかけた。
仙台育英の小濃塁選手(3年・左翼手)は、スポーツドリンクの入ったコップを持ってベンチを飛び出し、荻原のもとへ駆け寄り、声をかけコップを手渡した。
仙台育英は、前日以外にも相手チーム選手に救助してもらった経験があったようで、選手間で「似た場面があったら自分たちも」と話していた、とのこと。
8月後半でも、まだ油断なりません
引き続き熱中症対策も忘れずに。
水分補給は塩分や糖分を一緒に補給できるスポーツドリンクを、水やお茶を持ち歩く場合は塩あめも。
室内にいても安心はできません。入浴前後の水分補給も忘れずに。
また、部屋の風通しをよくし、睡眠不足や栄養不足で夏バテ、残暑バテしないよう気をつけてください。
【追記】
第101回全国高等学校野球選手権大会 決勝戦は5-3で、大阪代表の履正社が優勝しました。
栄冠は履正社に輝く!