「昔の歌手は上手だった」というのは気のせい?【懐古厨】
40年以上前に放送されていたテレビ番組。
1976年秋から翌年1977年12月29日に毎週放送されていた「トップスターショー・歌ある限り」という番組を見たのですが、これがプロなんだなぁと唸る凄さ。
日本の高度成長期を経験したあたりの大人が
「むかしの歌手は、歌が上手だった」
と言うのはコレなんだ!と思いました。
ビッグバンド(オーケストラ)の生演奏で、この歌の上手さ。
そうなんですよね。
1970年代〜80年代の歌謡曲の歌番組は、ビッグバンド演奏だったんですよね。
「夜のヒットスタジオ」は、ダン池田とニューブリード
「ザ・ベストテン」は、宮間利之&ニューハード
「紅白歌合戦」は、原信夫とシャープ&フラッツ、小野満とスイングビーバーズ、三原綱木とザ・ニューブリード などのバンドが演奏していました。
「8時だよ、全員集合!」は、コント番組でしたが、番組中盤にゲスト出演歌手による歌コーナーがあり、この番組の演奏は、岡本章生とゲイスターズでした。
「ザ・ベストテン」は、「トップスターショー・歌ある限り」の後続番組としてスタートした番組だそうです。
リアルタイムで生演奏の歌番組を見ていた頃は気づかなかったけれど、今になって「昭和の歌手ってさすがだな!」と。
生演奏ってリスクしかないんじゃない?
歌番組は現在もいくつか放送されていますが、毎週生放送で生演奏している歌謡曲の歌番組は、NHKの「うたコン」と「NHKのど自慢」だけじゃないかと言われています。
生演奏の生歌って、リスクしかないんじゃないの?
と思いますが(NHKのど自慢はハプニング込みで番組を楽しむのですが)、生放送だからこそ生演奏、という理由があるそうです。
今も昔も、このままだと放送終了時間に間に合わない!
となったら、指揮者(バンドマスター)が演奏のスピードを早めるなど、放送時間によって曲の長さの調整ができるから、とのこと。
いろいろな都合や事情で、テレビでは当て振りや口パクが当たり前。
歌手が自分の持ち歌を歌うよりも、素人のほうがカラオケで歌ってるんじゃないかと言われる昨今。
生バンドでカラオケができるお店がいくつかあるそうです。
外部参照: タイムアウト東京『東京、生バンドカラオケができるスポット7選』
歌う側だけじゃなく見ている側も、ビッグバンド演奏での歌唱は、やっぱりいいですね!