グダグダ考えずに今一番好きなものを楽しんだほうが良いよという話
スカラヴィジョンのヤマシタです。
今どきの若い人、特に学生さんとか、ほんと良い意味で誠実で堅実さが長所なところがあって、将来の理想の自分と現実を比較しちゃって「このままで本当にいいのか?」って考えちゃう人も多いかと思います。
でも、長い人生の中で「ほんとくだらなかったなあw」っていう時間を過ごすのも、後々の経験としての財産になるので、全て全力で楽しむことをお勧めしたいと思うんです。
僕が高校生時代、同じバンドを組んでて、一番人相の悪いドラムのKKちゃんという同級生がいました。
彼のエピソード、潔癖症、性的嗜好等に関するエピソードは尽きないので、書ける範囲で今後も書いていこうと思います。
まあ、学生時代なんてお金持ちのご子息でも無い限り普通にお金ないじゃないですか。
なので、かろうじてバイトはしているものの、バンドのスタジオ代やその後の反省会という名目の飲み食い代とか払ったら、いくらも残らないわけですよ。
そんな僕ら二人がある日、荒川の河川敷で川を見つめながら恋話をするという日があったんです。
今まさに付き合っている彼女の話。
いろいろ上手くいかないこととか、お互いに打ち明け合ったりして。
そのうちに、川上からどんぶらこと流れてくる物体。
そのへんの棒切を使ってすくい上げてみたら、それは、ミズクラゲでした。
なぜか海の物なのに、荒川を遡上してるんですよね。
江戸川区の河口付近だったので、潮の満ち引きによって逆流もしてたんでしょうかね。
それからは恋話をしつつも男ふたりで棒切で流れてきたクラゲをすくい上げてははしゃぐという繰り返し。
今思えばなんの生産性もなく、なんの意味もわからないあの日の出来事ですが、20年以上経った今でも思い出すことのできるいい時間です。