【キャベツで超簡単料理】ドイツの発酵食品の定番ザワークラウトを作ってみる
すっかり秋です。食欲の秋。
室内でも半袖Tシャツ1枚じゃ涼しい季節になった、というのも関係しているのでしょうか。
なんとなく、突然に食に対する意識が高まることがあります。
「パッと済ませる炭水化物メインの食事の際に、野菜の常備菜があるといいな」とか
「“腸活”とか“菌活”とか、腸内環境を整えようかな」とか。
異常気象で高騰していた野菜の価格も落ち着いたので、これは野菜の発酵食品を仕込むタイミング。
そもそも「発酵食品」ってなんだろう
家庭の食事の定番、納豆、ぬか漬け、味噌、醤油、かつお節は日本伝統の発酵食品で、イカの塩辛、ヨーグルトも有名どころ。
酢、みりん等の調味料、ザーサイやメンマ、関東のくず餅も
飲み物は、紅茶、ビールやワインや日本酒なども発酵食品なんですね。
半発酵茶の烏龍茶と穀物の焼酎で作ったウーロンハイは発酵飲料といっても良いだろうし、天然酵母を使った生地にサラミとアンチョビとチーズをトッピングしたピザって完全な発酵食品! なのかな?
出典:元祖くずもち 船橋屋
手間がかからない簡単にできる発酵食品ってどんなものがある?
野菜の発酵食品。
自分の食生活や嗜好を考えると、糠漬けが一番良いのだろうが、糠床ができるまで待てない。
実は、日々のお世話が途中で面倒になり、過去2度ほど同じ理由で手放して(廃棄)している。
ならば、ピクルスはどうでしょう。
最近は、野菜を切って漬けるだけで簡単に出来てしまう「ピクルス液」という類のものが販売されていて、今夏はミツカンの「カンタン酢」で漬けた茗荷を頻繁に食べてました。
茗荷や玉ねぎは血液をサラサラにするので、血圧を下げる効果があるといわれるお酢と組み合わせる事によって日々の健康を助ける良質な常備菜として重宝します。
でも、酢漬け以外の、違うものを作ってみたい。
ザワークラウトを簡単なレシピで作ってみよう
少ない材料で簡単にできるものを調べてみたら「乳酸キャベツ」「ザワークラウト」と。
正直、日本では馴染みの薄い保存食だけど、ソーセージの付け合わせやホットドッグに挟まっていたりするアレですね。
基本の材料はキャベツと塩だけ。工程も簡単。
乳酸キャベツのレシピ
- キャベツを切って
- キャベツの重量に対して2%の塩を振って軽く揉む
- ジップロックなどの袋に入れ、空気を抜く
- 常温で数日、重石をのせて発酵を待つ
以上。めっちゃ簡単ですよね。
重石は、ペットボトルに水を入れたものでOKですよ。
よく見かけるザワークラウトは繊切りですが、添え物ではなく、サラダ感覚で食べたいので、少し太めに切りました。
今回は、キャベツ半玉(1/2玉)に塩小さじ2
唐辛子やローリエなどのハーブやスパイスを入れるのも美味しいかなと思ったのですが、初挑戦の今回は最低限の基本の素材のみで仕込んでみました。
この状態は「キャベツの塩もみ」で「キャベツの浅漬け」ですね。
ザワークラウトってビネガーなどの酸味料は加えないのかー。あの酸味は発酵で生じる乳酸によるものなのかー。
常温保存なので、季節によって変わってくると思うのですが、キャベツの色がくすんできてプツッとした小さな泡が見えたら発酵してきた証拠、らしいです。
「発酵」というワードにドキドキしながら、完成を待ちます。
完成!
今回は、仕込んでから3日目に食べてみました。
もしかしたら少し早いのかもしれませんが、大成功!
冷蔵庫で約1カ月間保存可能とのことですが、あっという間に食べちゃいました。
料理初心者の方もぜひチャレンジしてみてくださいね。
完全に余談ですが、キャベツを生食するなら、コールスローサラダが一番好きです。