【作業効率】デザイン作業が捗る6つのコツ
スカラヴィジョンのデザイナーヤマシタです。
デザイナーとしてTシャツはもちろん WEB、チラシ、名刺、ロゴデザインなど、日々デザインに携わってはや 20年。
某大手印刷会社勤務を経て、デザイン会社として独立してから、自分で足掻くように日々の業務をこなしてきました。
ほぼ独学で始めたため、実際に仕事して食べていくためには、それはもう日々勉強でした。
今では、なんでこんなに悩んでいるのだろう、ということも、ある程度は分かってきて、現在の業務に取り入れることもできるようになりました。
しかし、あらゆる業種においても一生勉強と言われるように、自分の仕事に「極めた」という事はないと思います。
どんな分野でも職人としては、死ぬまでが勉強だと思って取り組んでいます。
今回はざっくりと、日々のデザイン業務において、心がけておけば時間短縮につながる効率化をいくつか挙げておきたいと思います。
じっくりどんな意味を持ってどんなデザインにするのか、しっかり考えてから手を動かす
デザインするときに行き当たりばったりで「どうしようかな」と考えながら進めても上手くいきません。
旅行に例えるならば、まずはどこに行こうか、どんな宿に泊まろうか、どの時刻のどの電車に乗ろうか、考えなかったら、その都度考えて迷わなくてはいけません。
設計図の無い家を感覚で建てようとしても上手くいくはずがありません。
WEB制作を行うにしても、いきなりコーディングするのではなく、IllustratorなりPhotoshopでしっかりデザインを作り込みましょう。
作業の好き嫌いを考えず、リスト化したタスクを一つ一つ
5つも6つも案件を抱えていたり、やることが常に多い場合、人間の心理としては
「やりやすい作業」
「自分が楽しい作業」
を優先させがちになってしまうことも少なくないのでは無いのでしょうか。
しかし、それを優先させておいた結果、後回しにしてもいい案件、知り合いの案件、などがずっと後回しのまま放置、なんてことも珍しくはありません。
自分勝手に優先順位を決めず、必ず先に入ってきた案件からこなしていく、これが重要だと言えます。
悩んで止まってしまう作業は後回し
作業を進めていくと、技術的に悩むことも多々あるかと思います。
特にデザインよりもコーディングなどの技術的な面。
調べてもすぐに解決できそうにない事は、思い切って後回しにするのも手だと思います。
一日悩んでも解決出来そうにない問題を一日引きずる事によって、その他の全てのタスクが滞ってしまう。
結果として残った工程を足した場合、関係ないタスクを含めてかなりのロスになってしまいます。
まずは進められるものを優先して終わらせたほうが気持ちに余裕が生まれます。
作業日と確認日はなるべく分ける(集中して確認すべき)
ページ数の多い印刷物や WEBサイトを制作している時、ヘトヘトになりながら編集や修正作業を行い、全て見落としのないように確認を行うのは自殺行為です。
ヘトヘトになったカラダでミスなく完璧に確認が出来るでしょうか。
ここは思い切って、作業日と確認日をわけたほうが賢明だと言えます。
とはいえ、そんな余裕が無いのが現実かもしれませんけどね。
一度悩んだことは二度悩まない(トラブルシューティング)
今回はこんなトラブルがあった、こんなことで半日悩んでロスしてしまった。
トラブルも財産です。
一度悩んだ事を再度悩んで半日ロスしたなんて、勿体無いですよね。
常にトラブルシューティングを記録するクセをつけましょう。
記録をつける手間と時間が勿体無いと思うかもしれません。
しかし、記録を見返す事で次回以降悩まなくてすむなら、こんな素晴らしい事はないと思います。
一度作ったデザイン要素は自分の素材化して使い回す
Illustratorで作ったアイコン、 CSSで作ったテーブルデザイン、デザイン業務をこなしていると、共通する素材や要素を使い回せる事も少なくないと思います。
一度作成したアイコンは同じ手間と時間を短縮するために、素材フォルダの中に入れて使いまわしましょう。
HTMLや CSSもパーツとして保存しておいて、細部だけ調整できるようにすれば、かなりの時間短縮に繋がって、あなたのゆったりとしたプライベートな時間を増やすことになるでしょう。