ワクチン接種後の副反応の対処法は?
新型コロナワクチン接種が進み、「ワクチンを打って副反応が強く出た人は、自覚症状がなく新型コロナウイルス感染症に罹患していた可能性がある」「1回目よりも2回目の接種後が辛い」など、ワクチンの副作用(副反応)が話題になっています。
水分補給すると良い?
「ワクチンを打つ前後にスポーツドリンクを飲むと、副反応が出にくい」という話。
どうやら、これは少し違うようです。
しかし、気温や湿度が高い季節は、脱水症や熱中症の危険が高まります。
脱水は、体のさまざまな機能を低下させ、免疫力も弱めます。
ワクチンとは、もともと自分に備わった免疫能力を活用して抗体を作る仕組みなので、ワクチンの効果を十分に発揮させるためにも、免疫力を高めておきたいところです。
脱水を起こさないように、アイソトニック飲料(ポカリスエット、アクエリアス、ビタミンウォーター)などで、適度な水分補給を行いましょう。
免疫力を高めるには?
規則正しく、バランスの良い食事と十分な睡眠を摂り、ストレスを減らし、体を冷やさず、腸内環境を整えることが免疫力の向上につながると言われています。
ヨーグルト、漬物、納豆などの発酵食品を摂取して、腸内環境を整えましょう。
そして、脱水を防ぐために、こまめな水分補給を行いましょう。
副反応は回避できないの?
倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱などの副反応は、ワクチンの効果が発揮され免疫ができているからこそ起こる、正常な免疫反応だそうです。
なので、副反応の対処法は『必要以上に怖がらずに、接種後2日間は無理をせず過ごせるよう予定をする』ということになると思います。
- ワクチン接種による副反応は接種後1~2日以内に出る
- 高熱が出た場合や食欲が無い場合に適切な水分補給ができるよう、スポーツドリンクを用意しておく
※大量発汗時の水分補給は、イオンウォーター、VAAMウォーター、アミノバイタルなどのハイポトニック飲料が効果的とされている - 熱が出たり頭痛などの痛みが出る場合に備え、アセトアミノフェンという成分を含む解熱鎮痛剤(タイレノールA、ノーシン錠、新セデス錠など)を用意しておくと良いかも
- 咳が出たり、息切れがしたり、高熱が下がらなかったり等、症状が重い場合は速やかに医師に相談
この心構えでワクチン接種に臨めばよさそうですね。