梅雨時の食品管理は、カビや雑菌の発生にご注意を
先週6月7日、東海、北陸、東北南部とともに関東甲信も梅雨入りとなりました。
関東甲信は、ほぼ平年並みの梅雨入りです。
梅雨といえば「梅仕事」
梅仕事とは、梅を収穫して、梅干しや梅酒・梅シロップを仕込むための一連の作業のこと。
この時期は、和歌山県産の青梅、鳥取県産地のラッキョウ、愛知県産の茗荷(みょうが)なども旬で出回る季節なので
- 青梅を、梅酒、梅干し、サワーに
- 梅やあんずの果実酒、ジャム
- らっきょうの塩漬けや甘酢漬け、たまり漬け
- ミョウガの甘酢漬け
- 大葉やニンニクの醤油漬け
- 新生姜の甘酢漬け
- 刻んだ生姜やミョウガや大葉(青しそ)で薬味味噌
- きゅうりのピクルス
と保存食や常備菜を仕込む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カビや雑菌にご注意
ウイルスが原因となる食中毒は冬場(11月~3月)に多く発生しますが、夏に向かって湿度や気温が高まるこの時期(6月〜8月)は、細菌が原因の食中毒が多く発生します。
保存食や常備菜作りに使用する保存瓶は、使用前に煮沸消毒や熱湯をかけて除菌、消毒しましょう。
日常の食事でも
- 生肉や魚などの生鮮食品は、買ったら早く持ち帰り、すぐ冷蔵庫や冷凍庫で保存
(冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に) - 生肉や魚、卵を触ったら、その都度手を洗い、調理器具も都度洗剤で洗う
- 野菜や果物など、カット野菜もよく洗う
- 加熱せず生で食べる野菜や果物に、生肉や生魚などから出た汁が触れないよう、冷蔵庫での保存時も調理中も注意
- サラダなど生で食べる野菜の調理は、なるべく生肉や魚などを扱う前に
- 食材の加熱は、一般的には75℃以上で1分以上
- 調理した食材・料理も長時間室温に放置せず、余った食材は清潔な容器に移して保存する
- 調理後のまな板や包丁、ふきんは洗浄後、熱湯をかけるかキッチン用漂白剤で除菌
などの対策をしましょう。
関東の梅雨明けは、平年7月21日ごろ
梅雨時は、カビや雑菌の発生に最も注意が必要な時期。
湿度や気温が高くなる6月〜8月に多く発生する食中毒は、「カンピロバクター」「サルモネラ菌」「ブドウ球菌」「病原性大腸菌」「腸炎ビブリオ」「ボツリヌス菌」などが原因です。
この細菌は人や動物、そして排泄物が保菌していることが多いので、主に手指や食品、調理器具についた汚れを介して感染します。
食品を取り扱う前と後も、料理の途中も、調理後も、そしてトイレに行った後も、石鹸でよく手を洗うよう気をつけてください。
気温も気圧も変化が激しい時期なので、体調管理には気をつけ、憂鬱な梅雨を楽しく乗り切りたいですね。
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