東武線曳舟の三角池の思い出、タガメ・ミズカマキリ・ゲンゴロウ
スカラヴィジョンのヤマシタです。
最近はめっきり見なくなった生き物。
僕は京成線沿線で生まれ育ちました。
線路のすぐそば、現在では高架化されましたが、昭和の子供の頃には、線路際には植物が生い茂っていました。
そこには常にカナヘビという爬虫類が道路を往来していたのを覚えています。
現在ではまったく見なくなりましたが、今でもたくましく行きているカラスや鳩の生命力はすごいなあと思います。
東武線の曳舟駅。
現在では東武スカイツリーラインと呼ぶ線路と東武亀戸線の間に、三角の地域がありました。
ここは、入っちゃいけないフェンス内の土地だったのですが、当時のガキ共…お子さんたちは、誰かが開けたフェンスの隙間から不法に侵入しておりました。
その土地はほぼ砂利で出来た空き地のようなもので、雨が降り続くと池が出来たため「三角池」と呼ばれておりました。
普段は砂利で出来ていただけの土地に雨が降って池が出来ると、なぜか水生昆虫たちがわらわらと湧いたのでした。
今思うと、まずはアメンボ。
しかし、アメンボといったら羽根があって飛ぶことも知っていたので、別段珍しいものではなかったのですが、ほかにもヒメゲンゴロウなどがおりました。
ただ、この三角池は東武鉄道の土地なので、勝手に入っているのが電車の運転手に見つかると、駅に連絡がいき、怒鳴りながら走ってくる駅員さんから逃げるように退散したものでした。
墨田区とはいえ仮にも東京なので、それらしい自然も乏しく、僕らはザリガニでさえペットショップで購入したもんです。
特に東向島の地蔵坂通りにあった「ヤマヨペット」さんにはしょっちゅう通って、ミズカマキリとアカハライモリを買いました。
おかげで、子供の頃にはいつも家にミズカマキリとアカハライモリがいた気がします。
小さな水生物の餌はだいたいイトミミズだったのですが、今思うとほんとエグいです。
責任はとれませんが興味ある方は「イトミミズ」で検索してみてください。閲覧注意ですが。
水生昆虫と言えば、すでに当時からタガメはもちろんコオイムシ、タイコウチあたりは高級昆虫で、小学生の僕には高嶺の花だったのを覚えています。
タガメなんて3000円くらいした記憶があります。
大人になってから東南アジアの屋台でタガメが食用として売られているのを知り、戦慄しました。
食べたいとは思いませんけどね。
現在の日本では絶滅危惧種らしいですね。